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【3月27日新着】新型コロナで訪問規制強化 勤務医の3割、医薬品情報入手できず「困ったことあった」

【3月27日新着】新型コロナで訪問規制強化 勤務医の3割、医薬品情報入手できず「困ったことあった」 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止でMRの訪問規制を強化した病医院の勤務医の3割が、医薬品情報が入手できないことなどに不便さを感じていることがわかった。ヘルスケア領域専門の調査会社である社会情報サービスが医師558人に実施した意識調査で示された。同社は、「施設側の訪問規制やメーカーによる訪問自粛が長引くと、情報不足や不便さを感じる医師が増えるかもしれない」とし、「医師が不便に感じていることや困ったことの内容を把握し、解決していくことが求められる」と指摘している。

調査は同社の医師パネルのうち、実臨床を行っている内科医を対象に実施した。有効回答数は558人で、内訳は20床以上の病院勤務医(HP)が341人、19床以下の診療所勤務医(GP)が217人。調査期間は3月16日~19日。

MRの訪問規制を強化または新たに実施(以下、規制強化)したかどうかを聞いたところ、2月26日以前は19%だったが、27日~3月3日は41%、3月4日以降は50%と、週を追うごとに増加していることが確認された。特にHPで規制強化した施設が増え、3月4日以降では60%にのぼった。

MRの訪問規制を強化した施設に勤務する医師(308人)に、MR訪問がなくてこれまでに困ったことがあったかどうかを聞いたところ、「困ったことがあった」は28%、「困ったことはなかった」は72%となった。HP/GP別に「困ったことがあった」との割合をみると、HP(229人)は30%、GP(79人)は24%――で、HPで若干、情報不足による不便さを感じている医師が多かった。規制強化中に医師側から製薬企業に問い合わせをしたのは2割にとどまった。

■「軽い質問がすぐできなくなった」、「何気ない情報がもらえない」

「困ったことはなかった」との医師コメントの多くが、電子メールや電話、Webサイト検索で情報収集できているとの内容だった。

一方で、「困ったことがあった」との医師からのコメント87件をミクス編集部が分類したところ、「情報不足・情報遅れ」を指摘する内容が6割超を占めた。「新型コロナウイルスとは関係のない疾患に対する薬剤の情報が得られにくくなった」「情報不足」とのコメントに代表されるように、医薬品関係の情報そのものが少なくなったと感じている医師が多い。

より具体的な内容としては、「特に新薬の情報、適応追加の情報がなくなった」、「新規適応薬の情報が途絶えた」、「薬価収載した薬の案内がなかった。長期解禁した薬のお知らせがなかった」――といったコメントがみられた。新薬情報や効能追加情報は、現在の有事においては、メールなどで積極的に情報提供しても問題なさそうだ。

また、「薬の情報提供について質問できなかった」、「薬剤の使用感の話が出来なくなってしまった」、「軽い質問がすぐできなくなった」、「何気ない情報がもらえない」、「非専門知識が聞けない」――など、対面での情報活動ならではの様々な切り口でのコミュニケーションがとれないことによる情報不足に、不満や不便さを感じているとのコメントも少なくなかった。病医院を訪問できない、または訪問しづらい状況のため、メールにとどまらず、電話での情報活動を試みるのも一考かもしれない。Web会議システムやリモートコミュニケーションの仕組みを持つメーカーで、医師側も対応可能であれば、対面に近い情報活動も可能だろう。

「MRに頼みたい事があっても、すぐに頼めない」「聞きたいことや患者資材などのお願いがしにくくなった」といった頼み事がしにくくなったとのコメントのほか、「MR面会もリフレシュのひとつだったが、訪問がないとメリハリがない」との声も寄せられた。
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