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【4月16日新着】富士フイルム 新型コロナの備蓄量拡大でアビガンの増産開始

【4月16日新着】富士フイルム 新型コロナの備蓄量拡大でアビガンの増産開始 富士フイルムは4月15日、富士フイルム富山化学が、新型コロナウイルス感染症向けにアビガン錠(一般名:ファビピラビル)の生産体制を拡大し、増産を開始したと発表した。日本政府が緊急経済対策の1つとして、アビガンの備蓄量を200万人分まで拡大することを決定したことに伴う対応。20年度末までに備蓄量の用意を目指す。

同社によると、グループ会社である富士フイルム和光純薬で医薬品中間体の生産設備を増強するほか、原薬や原料の製造や製剤の工程に、国内外10社以上が協力し、同剤の増産を推進する。

これにより、生産を再開した3月上旬時点で月4万人分強だった生産量は、7月に約2.5倍の約10万人分、9月には約7倍の約30万人分に引き上げられる。10月以降には、和光純薬の子会社の富士フイルムワコーケミカルが約10億円を投じて、原薬の生産能力を引き上げる計画もあり、さらに10万人分の増産が可能になるという。同社では、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、生産量を増やして、日本政府の備蓄増や海外からの提供要請に対応する。

抗インフルエンザウイルス薬・アビガンは、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することで、ウイルスの増殖を防ぐ。RNAウイルスである新型コロナウイルスに対しても効果が期待され、既に臨床研究や観察研究で、新型コロナウイルス感染症の患者への投与が開始されている。

一般社団法人日本感染症学会の「COVID-19 に対する抗ウイルス薬による治療の考え方」によると、同剤の投与方法は、1日目1800 mg/回×2 回、2日目以降800 mg/回×2 回で、最長14日間—とされている。
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