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【コラム】MRをやめてわかったMRという仕事の特徴、異業種の営業との違い

私はMR→他業界営業職→MRという比較的レアな経歴を持っています。 ちなみに転職先は社員100人に満たない医療×ITベンチャーで、製薬会社が属するいわゆる 大企業とは歴史や働き方がかなり異なっていました。 MRから他業界営業職に転職した際に大きなギャップを感じたので、今回はそのギャップ について3つ紹介したいと思います。 特に新卒からずっとMRとして働いている方は、今回の記事によってMRがいかに特殊な職 業か、知ってもらえたらと思います。 ◆お金に関する書類の扱い MRの仕事は「医薬品に関する情報を提供・収集し、適正使用を促す」ことです。 MRは医薬品の“情報”を扱うだけで、実際の医薬品は医薬品卸売会社のMSによって得意先 と価格交渉・納品がなされていることは言うまでもありません。 MRは見積書や請求書の作成・発行を行わず、金銭取引を行わない珍しい営業職であると いうことを、転職した際に痛感し、かなり苦労しました。 「見積依頼を受ける→見積書作成・送付→発注書受領→納品書作成・納品物と一緒に送付→ 先方より納品を確認→請求書送付→支払いを確認→領収書の送付」というビジネスでは至極 一般的な書類の作成や流れをMRだと経験することがほぼないんですよね。 本来商品やサービスは作成者が値段をつけるものですが、製薬業界では国が医薬品の値段 を決める薬価制度によって、MRは価格交渉にかかわることができない特殊な営業職であ ることを改めて認識しました。 ◆プレゼン資料作成 MRによる情報提供は会社が作成した紙媒体のパンフレットや電子媒体のスライドで行わ れ、自作スライドでの情報提供は「医療用医薬品販売ガイドライン」によって禁止されて います。 スライド作成の機会は社内向けのプレゼン資料くらいではないでしょうか。 それが転職後は顧客に提示するスライドを1から自分で作成することになり、毎回上司に 添削いただいていたのですが、9割直されて返ってくることもありました。 前職も医療業界なのでMR出身者も何人かいたのですが、大手コンサル出身の前職社長に 「MRは説明会慣れしているのでプレゼンは上手だけどプレゼン資料作成は全くダメだよね 」とはっきりと言われたのを覚えています。 このプレゼン資料作成、勉強してみると奥が深くて、フォントの大きさや掲載する情報量 など最も効率的に相手に伝えるノウハウは非常に勉強になりました。 現在MRとして期初に目標達成プラン資料を作成・プレゼンするのですが、資料の分かり やすさについては、上司から定評頂いているので前職で培った資料作成スキルが活きてい ると感じています。 ◆活動<成果 営業であれば、数字がすべて。 勿論MRも目標数字の達成が最も重要ですが、評価には活動指標も組み込まれているので はないでしょうか。 前職では活動評価がなく、完全に成果次第で評価が決まりました。 目標達成に対するシビアさが段違いでしたが、それは即ち年齢にかかわらず成果を上げた 人が正当に評価される環境だったと言えます。 事実、私の1年半前に入社し年齢が2つ上の超優秀な先輩が営業部門のトップでした。 成果次第なので社内でのごますりがなく、遠慮がいらない環境は新鮮でした。 MRでは業界の規制があるため難しいと思いますが、成果を上げるためならどんな手段を 使ってもいい、という環境は自力で考える力が醸成され刺激的だったなと思います。 MRは金銭取引を行わなかったり自作スライドの使用が禁止だったりと非常にユニークな 営業職だということを、MRしか経験していないとなかなか知る機会は限られているので はないでしょうか。

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【コラム】MRをやめた理由

皆さんはMRを辞めたいと思ったことがありますか? 仮に自分じゃなくてもMRを辞めて、違う業界、違う職種にチャレンジした同僚の方もい らっしゃるんじゃないでしょうか? 私は現在MRとして働いていますが、実は一度MRを辞めて違う仕事をした経験があります 。いわゆる出戻りですね。 今回はMRからの転職を決めた理由を3つ紹介したいと思います。 ◆家族ができて居住地を固定したいと思うようになったから 皆さんご存じの通りMRは基本的に勤務地を自分で選べない、全国勤務の仕事です。 新卒入社で希望の勤務地が叶わず泣いている同期もいましたが、私は全国勤務を楽しみに していました。 大学卒業まで実家で暮らしていた私にとって、見ず知らずの土地でその土地の魅力を探し ながら暮らすということは非常に魅力的でした。 実際の配属地は、それまで訪れたことのない田舎といわれるエリアで、空気はきれいで食 事は美味しく、全国勤務万歳と感じていたのを覚えています。 しかし家族ができると自分の都合だけではなく、パートナーや子供の都合を優先するケー スが増えてきて、どうしても全国転勤が難しくなってしまいました。 現状MRでも希望勤務地を選べる素晴らしい制度はありますが、給与が少し減ったり、昇 格が難しくなるケースをよく耳にします。 私の場合は家族と暮らすために居住地・勤務地がほぼ固定の仕事への転職を決意しました 。 ◆MR不要論を鵜吞みにしてしまったから MR不要論とはその名の通り「将来的にMRは不要になる」といった推察のことです。 こういった考え方が出てきたのは、ざっと挙げただけでも①MRによる情報提供への制限 の強化、②M3やケアネットのようなデジタルでの情報提供の普及、③プライマリーよりも オンコロジーや希少疾患へのシフト、などがあります。 実際に多くの製薬会社が早期希望退職者を募っているニュースが年に何個も出ていますの で、今はいいけど定年までMRとして働くのは無理だろうな、と思ってしまったのが本音 です。 実際にMRの数は今後も減少するであろうことを過去の記事(MR数減少をチャンスととら える)で紹介しました。 MR数は減っていくでしょうが、無くなることはない仕事のはずです。 だったら自分が生き残れるMRになれるよう、努力を怠らなければいいわけです。 そもそも自分の仕事を不要と言われるのってカチンときますよね。 私も含め現役MRの皆さん、この不要論を蹴散らすくらい頑張りましょう! ◆新しい仕事に挑戦できるうちに挑戦してみたかったから 30歳を超えると転職のハードルが上がるということを見聞きすることが多く、転職するな ら30歳になる前に、と漠然と考えていました。 どういう仕事をしてみたいか考えたのですが、ソリューション営業に興味が出てきたんで すよね。 私は糖尿病治療薬を扱っていたのですが、「糖尿病患者さんには全てうちの薬を使ってく ださい!」といった会社の方針がどうも好きになれませんでした。 MRで考えた場合、先生の話を聞いたうえで「なるほど。そういうことならこの薬がいい んじゃないでしょうか?」のようなコンサル的な提案営業がしてみたいと思うようになっ たんです。 顧客が抱えている課題に最適な解決策を提案する仕事がしたいと思い、転職を決意しまし た。 以上の理由から私は一度MRを離れ、違う仕事を経験するに至りました。 MRとして上を目指すも良し、違う仕事にチャレンジするも良し、思い立ったが吉日、皆 さんの決意に幸あれ。

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【コラム】コロナ禍における説明会弁当

「説明会で最も大事なものは…、プレゼンスキル! ですが、次に大事なものは何でしょうか?」 という問題をMRに出した場合、9割以上がお弁当と答えるのではないでしょうか。 今回は説明会のお弁当について、思うことを徒然なるままに書いていきたいと思います。 MRなら誰しも説明会弁当での失敗談の一つや二つ、あるのではないでしょうか。 私にも「お弁当選びは大事だなあ」と痛感したエピソードがあります。 私は新人時代に糖尿病治療薬を扱っていたのですが、着任直後に担当エリアの糖尿病治療の中心医師の施設で説明会を行うことになりました。 何の気なしに選んだとんかつ弁当を提供したところ、先生に「糖尿病薬を売るMRがこんなハイカロリーなお弁当を糖尿病専門医の私に提供するなんて」と呆れられてしまったのです(後から他社MRに聞いたら当施設においては当然のルールでした)。 先生のテンションが明らかに下がっていることでパニックになってしまい、先輩に付き合ってもらった説明会練習の成果は全く出せなかったという苦い経験があります。 この経験以降お弁当には気を遣うようになったのを覚えています。 説明会時のお弁当提供について、だんだんルールが厳しくなっていますよね。 お弁当を提供できるのは説明会に参加した医療従事者のみ、参加者の芳名録を取って参加人数とお弁当個数を合わす、余ったお弁当は廃棄する、など本ルールを導入したての頃は医療従事者から反発の声も一部ありましたが今ではほぼ周知の事実となり、理解いただけているように感じます。 私はこれらのルールを納得して運用しているわけですが、このコロナ禍においてどうしても再検討いただきたいルールが一つだけあります。 それは説明会時のお弁当持ち帰り禁止です。 マスク会食、黙職という言葉が生まれるほどに新型コロナウイルス感染拡大に対して世の中が敏感になっているにもかかわらず、コロナ最前線で診療にあたっている医療従事者の方に「ルールですので、説明会中に(マスクを外して)飲食してください」と言えますか? せめて説明会に最初から最後まで参加いただいた医療従事者の方には、持ち帰っていただいて感染のリスクを最小限にした状態で食べてもらう選択肢も与えるべきでないですか? 最近実施した説明会では同席していた上司と共に先生に「ここで食べろというのか!」と怒られました。怒りというよりは呆れの方が強かったように思います。 コロナ最前線で診療にあたっておられ、厳格にコロナ対策しているのだからこのように怒られるのは当たり前ですよね。 上司も私も「先生の仰る通り、コロナのリスクを最小限にすることが最優先だ」と理解はしていても「ルールですので…」の一点張りで歯切れの悪い理由で納得いただくしかありませんでした。 結局、「それなら弁当はいらない」とのことで決着し、最悪の説明会になりました。 医療・患者への貢献を謳う製薬会社・MRが、説明会によって医療を崩壊に導くかもしれないとは皮肉なものです。 利益供与は確かにいけません。でもコロナ禍においてはもう少し柔軟にルールを改定していただけませんかね。 説明会は新しいガイドラインやエビデンス、治療選択肢等の情報を医療従事者に提供する事で医療・患者に貢献する機会であるべきということを、ルールを策定している人たちに理解していただきたいです。

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【コラム】MRの必需品

MRが最も長い時間を過ごす相棒とも言える存在、それは営業車です。 嬉しいときも悲しいときも健やかなる時も病める時も、いつも一緒に走ってきました。 軽微な自損事故を起こした時には凹んだ部分を撫でながら「ごめんな」と呟きました。 リースアップの際にはいろんな思い出が蘇って目頭が熱くなり、「今までありがとう」と呟きました。 私は営業車のことを、苦楽を最も共有した仲間だと本気で思っています。 そう、私は変な人なんです。 そんな営業活動の中で最も長い時間を過ごす営業車を、より快適で便利な環境にすることで仕事のパフォーマンスも最大化できると思うんですよね。 そこで今回はMRにオススメの営業車用グッズを厳選して3つ紹介します。 ◆ハンドルテーブル 車内での内勤の際、太ももにPCを載せてカタカタしていませんか? 言うまでもなく首が丸まることで姿勢が悪くなりますし、長時間の内勤にはキツいのではないでしょうか。 ハンドルテーブルは名前の通り、車のハンドルに取り付け可能なテーブルのことで、運転席が内勤スペースに早変わりします。 圧っ倒的に車内での内勤効率が上がります。 内勤は勿論、食事をする際のテーブルとしても利用可能です。 因みに購入前には必ずハンドル部分と上手くかみ合うか確認してから買ってくださいね。 ◆車載用インバーター 最近の営業車にはUSBポートが付いており、携帯電話の充電はこれで十分可能です。 しかしiPadやPCはこのUSBポートからでは充電ができません。 車載用インバーターとはシガーソケットに接続することで、車からの電流を家庭用電流に変換してくれる機械のことです。 これにより通常車内では使えない家電が使えるようになり、PCやiPadの充電も可能です。 コンセントが使える喫茶店やファミレスを探し、コーヒーを頼んでいたあの時間、あのお金がかからなくなるのです! 車載用インバーターについては会社支給のケースもあるようなので、やはりMRの必須アイテムと言えますね。 ◆サンバイザーポケット 私はいつも助手席に荷物を置くのですが、ある時放り投げておいたサングラスの上に鞄を置いてしまいサングラスを壊してしまったことがあります。 その時、私はこの商品の購入を決意しました。 この商品は名前の通り、サンバイザーに取り付ける収納ポケットのことです。 サングラスに加えて、駐車券やガソリンカード、担当エリアで使うクーポン券やポイントカードなど、収納場所を固定してしまえば紛失や破損の心配は無用です。 駐車券が見つからない、と駐車場出入り口であたふたすることもなくなります。 こちらについても購入前にサンバイザーのサイズの確認を忘れずに。 上記3点、あなたは既にお持ちでしたでしょうか。 MRが最も長い時間を過ごす営業車でのQOLは仕事のパフォーマンスに直結すると言っても過言ではありません。 今回ご紹介した3商品、全て5000円以内で購入可能でしかも長く使えます! この値段で仕事のパフォーマンスが上がるのであれば、いい投資ではないでしょうか!? 是非、営業活動の相棒に投資してやってください。

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【コラム】MR数減少をチャンスととらえる

製薬業界ではここ最近、毎年人員整理のニュースを見ます。。 例えば2020年秋の武田薬品工業の30歳以上を対象とした「フューチャー・キャリア・プログラム」では約400人が退職した、とみられています。 ノバルティスファーマは、2019年にプライマリー領域、2020年のオンコロジー領域、2021年の各部門管理職と3年連続で希望退職の募集を行いました。 国内売上上位企業の早期希望退職者募集のニュースは個人的には大きなショックですし、現場でもかなり話題になりましたが、とは言え上記は個々の企業の事例で「弊社は今まで希望退職を募ったことはないし、大丈夫でしょ」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。 では次に業界全体の客観的な数字を、昨年11月にMR認定センターから発表された「2021年版MR白書(https://www.mre.or.jp/info/guideline.html#guideline2021)」から見てみましょう。 MR数は2013年の65,752人をピークに毎年減少し、最新の2020年のデータでは53,586人と、7年で12,000人以上減りました。 特に2019年から2020年の減少幅は過去最高の6.2%で、今後もこの減少トレンドが続くことは想像に容易いのではないでしょうか。 今まで希望退職を募っていない製薬企業も今後行わないという保証はない、と考えたほうが無難かもしれません。 ここまでMR数減少について紹介してきましたが、私はこの状況をピンチではなくチャンスと捉えたい! 今回はその理由について考えたいと思います。 ◆MR一人当たりの生産性が上がる可能性 MRの人数が減ることによって、一人当たりの担当エリアや担当製品が増えれば、MR一人当たりの生産性が向上するかもしれません。 もちろん覚えることや、仕事量は増えるかもしれませんが、デジタルが進歩した今ならオンライン面会によって移動に時間がかからなかったり、担当外エリアのオンライン講演会を聴講できたりと効率的な仕事が可能です。 コロナ禍でデジタルツールを使いこなすスキルが求められたなら、まずは使ってみる。こういった時代の流れに乗ることを放棄してはいけませんね。 生産性の高い仕事をするための工夫や経験は転職市場でも高く評価されまるはずですよ。 ◆MR間の転職によるキャリアアップ 体感ですが、MR間の転職はかなり活発な気がしています。 人員整理を行う製薬会社がある中、ピンポイントで求人を出したり、大規模な中途募集を行う製薬会社があるのも事実です。 実は私も最近、大規模中途募集でMRへの転職を果たした一人です。 また、「他社の優秀なMRを紹介してほしい」という要望を自社MRや医師までに出している製薬会社があることも確認しています。 なんと紹介された方の入社が決まれば紹介者には報酬も出るようなので、優秀な人材なら欲しい、という製薬会社の強い思いが感じられますね。 MRとしてのキャリアアップは十分に可能だと考えています。もちろん優秀であることが前提条件にはなりますが。 MR数の減少はトレンドを見る限り今後も進んでいくでしょうし、コロナ禍による営業活動のデジタル化がそれに拍車をかけていることは間違いないでしょう。 自分が担当する疾患領域の最新の知識の習得、時代の先読みを怠らず、医師や地域に必要とされるMRであり続けられるように精進していきたいものです。

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【コラム】部活動の経験は活きる

突然ですが皆さんは就職活動の時の自己PRではなんのエピソードを話されていましたか? グループ面接の時に他の就活生の話でよく聞いたのが、アルバイト、サークル、ゼミなど でした。 そして皆決まって部長やリーダーといった大層な役職だったのですが、「そんなにリーダ ーって多いか?」と思ったのを今でもはっきりと覚えています。 かくいう私は、要職には就いていませんでしたが大学の体育会に所属しており、全ての面 接で部活動のエピソードを自己PRで話しました。 自慢になりますが面接官の食いつきも良く、面接の突破率もかなり高かったです。 実際の入社後も体育会で培った考え方やストレス耐性が活きていることを感じる場面によ く遭遇します。 今回は部活動の経験が営業活動に好影響をもたらす理由を3つ厳選しましたのでご紹介い たします。 ◆勝利のための戦略を自然と考えられる 私はとある団体スポーツをやっており、全国学生選手権でも優勝するほどの強豪校に所属 していました。 とはいえ私は4年生になってようやくメンバー入りし、最後の大会でもレギュラー入りは 果たせず終わりましたので、個人としての実力は大したものではありませんでした。 勝利のための戦略とは少し違うのですが、私はメンバー入りを最終目標に設定し、メンバ ー入りのための戦略を真剣に考え実行した話を就活時の自己PRで話していました。 目標に対して今の自分の位置、誰に勝てばメンバー入りが確実なのか、足りない点を考え 、練習を怠らず地道に努力をし、手触り感をもって目標達成のイメージを持てたこと、そ して目標を実現できたことは大きな自信になりました。 MR活動に置き換えると来期の目標が決まった時点で、目標達成のための課題の抽出、そ の解決策を策定し、目標達成のための道筋を考え、実行するスキルと言えるでしょう。 ◆負け慣れている 体育会学生は勝負の回数が多く、自然と負ける回数が多いんですよね。 負けを認めてまた練習に励みます。 営業でいう負けを「断られる」と定義した際に、断られたからおしまい、そもそも断られ るのが怖いから動かないというケースを耳にするケースがかなりあります。 例えば、新型コロナウイルスの影響で訪問が禁止されている施設に所属している医師への 電話など、私は意外と物怖じせずに電話することができるのです(断られることの方が多 いですが)が、意外と同僚が電話すること自体を渋っていることに気付きました。 MRの場合、同じエリアを年単位でマネジメントするので、ターゲットの医師に断られて しまったからと言って、その医師をターゲットから外すということは基本的にできません 。 体育会学生はその場で負けを潔く認め、ではどうしたら勝てるのかを考え、実行に移せる のが大きな強みだと考えています。 ◆馬鹿になれる 体育会というと上下関係が厳しいというイメージをお持ちだと思いますが正にその通りで す。 例にもれず私の所属していた部活動でも上級生の言うことは絶対でした。 1年生の間はずっと坊主、先輩の部活動具の管理など、強くなること、勝つこととは無関 係な規則が沢山ありました(聞いたところ現在はこのルールはなくなっているそうです )。 その代わり部活動の後は食事をご馳走いただいたりと嬉しい場面があったことも事実です 。 話が逸れましたが体育会学生は多少の理不尽には結構余裕で耐えることができます。 皆さんのエリアでも仕事と関係ない場面で無茶ぶりをしてくる同僚や上司、得意先はいま せんか? 私はこの無茶ぶりを馬鹿になって受けることができ、その結果「無茶ぶりしても面白く返 してくれる奴」という評価を得ることができました(笑)。 これができると可愛がってもらえ、何かとプラスに働くことが多いんですよね。 今回の記事は読んでいただいているMRの皆さん全員に当てはまる題材ではなかったかも しれません。が、体育会出身者は上下関係をわきまえている、元気で声が大きいだけでは ないということを知っていただきたくてこの記事を書きました。 体育会学生の皆さん!部活動で培った経験やスキルは間違いなくビジネスの場でも活きま すので、自信を持って営業しましょう!

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【コラム】新年です

新しい年が始まりました。 令和4年、西暦なら2022年が始まりました。コロナがまたはやりそうな雰囲気ですので、初詣を控えた方もおられるかと思いますが、一年の始まりに初詣に行く、という方も結構おられるのではないでしょうか。 かくいう私も初詣にはいきます。若い頃は友達と日付変わるまで遊んでその足で、というようなこともしましたが、今はもうそんな元気もないです。人混みもつかれます。 したがって有名どころに行くわけではなく、年末年始は確実に実家にいるので、近所の小さな神社にお参りします。普段は誰もいないような小さい神社です。 あるとき、この神社は何を祭っているのだろうと気になったもので、調べてみたところ、なんと白兎(あの有名な因幡の白兎)をお祭りしておりました。主祭神が白兎、そのほか素戔嗚尊、大国主命、などの有名どころも一緒に祭っておりました。田舎の神社のおおくは明治のころに合祀しているので、いろんな有名どころの神様を祭っているのでしょうが、まさか兎をお祭りしているは思っていなかったので、驚いた次第です。 なかなか渋い神様をお祭りしたものだと、感心したし、四十近くまで何を祭ってるのか知らずにお参りしてたことを恥じた次第です。 ということで、今年もよろしくお願いいたします。

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【コラム】落ち込んだ時に己を鼓舞する

毎度おなじみ、不要不急のMR向けメディア、MRジャーナルの担当者がやってまいりました。 私(MRジャーナル担当者)がコラムを書くときのこの書き出しはタモリ倶楽部のパクリですが飽きたのでもうやめます。 さて、誰しも落ち込むことはあると思います。そんな時に己を鼓舞する方法、というのを持っておいたほうがいいな、と感じております。 もちろん、そんなものが通用しないくらいに落ち込んでる時もあるかと思いますし、落ち込んだとしてますいずれ時間が解決してくれたりはするのでしょうが、何かを施すことで立ち直りが早くなるなら、それに越したことはないと思います。 さて、私の場合、落ち込んだ時にどうやって高めているのか、についてです。 一、スクールウォーズの主題歌のイントロ部分のナレーションを暗唱する。 「この物語はある学園の荒廃に、、、(中略)、、、その原動力となった信頼と愛を余すところなくドラマ化したものである」 二、スクールウォーズでロッカールームで山下真司が生徒を殴るシーンを思い起こし、くやしいです!と言ってみる。 三、ドラクエ3のサントラを聞く、特にフィールド曲と戦闘曲(一般の戦闘曲だけでなくゾーマとの曲) 四、寝る 五、食う 六、YouTubeでなかやまきんに君の動画を見る といったところです。 ちなみに、寝るのが一番効きますね、私の場合。 一番いいのは、食って寝る、一晩寝たら時間が解決して元気になっている、という感じです。 ということで、皆さんも試してみてください。

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【コラム】デキる新人MRと思われるために(社内編)

前回はデキる新人MRと思われるために社外で実践すべきことを3つ紹介しました。 今回は社内に対して実践すべきことを3つ厳選したのでご覧ください。 ◆失敗を隠さず報告する 報連相なんて言葉がある通り、大事な情報を共有することが社会人の基本であることは異論ないかと思います。 でも皆さんは『失敗』を恐れずに報告することができますか? 社内の共有メールでは成功事例ばかりが報告され、周囲の先輩方は誰も失敗していないのかと思わされるほどです。 例えば「顧客を怒らせてしまった」のような失敗はすぐに上司に報告し早めに対応策を打つことが重要です。 もし失敗を隠してそれが上司にバレてしまった場合、あなたがどのような活動をしているのか、監視の対象になってしまうでしょう。 そもそも新人なので失敗することは上司も想定の範囲内です。 むしろ失敗がないと本当に活動しているのか、とすら思われる可能性もあるかもしれません。 どんどん失敗して上司に活動していることをアピールしましょう。 ◆自分の考えを示したうえで尋ねる 分からないことを尋ねる前に、自分ではどこまで調べたのか、どこまでは完成しているのかを示すことで相手の時間を奪わずに効率よく解決することができますし、相手にあなたの理解度を示すことができます。 講演会企画を例に考えてみましょう。 ① 「〇エリアで講演会を企画しています。誰を演者にしたらいいですか?」 ② 「〇エリアで講演会を企画しています。高齢患者が多いエリアなので安全性のメッセージを出してくれる△先生か□先生で考えているんですがどうでしょうか?」 ①では相手に丸投げしているのに対して、②では自分の考えを示すことで相手も応えやすいですよね。 何より自分の意見を持って相談してくれた新人のことは応援したくなるものです。 ◆朝の活動を怠らない 新型コロナウイルスの影響で卸訪問の低下や、オフィスへの出社制限がいまだに続いているのではないでしょうか。 すると朝は自宅にいることが多くなるかと思いますが、二度寝せずに起きていますか? 朝は内勤やメールをしっかり捌くことで、その日1日のMR活動をスムーズに進めることができます。 例えば朝の同僚や上司からのメールに返信するなど朝に活動していることを示すことで、少なくともサボっているという印象を無くすことができるはずです。 時間を守る、挨拶をするなど当たり前のことに加えて、新人MRの方は上記も試してみてください。 きっと早くに社内での信頼を勝ち取ることができると思いますよ。

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【コラム】競馬 有馬記念

毎度おなじみ、不要不急のメディア、MRジャーナルの担当者がやってまいりました。 もう年末ですね、時が過ぎるのは本当に早いです・・ 時の流れの早さに虚しさを感じつつも・・しかし一方で、年末ならではの楽しみもあったりするものです。私の年末の楽しみ・・それはずばり「有馬記念」です。 競馬の話なのですが、この有馬記念というのは1年間の総決算として年末に行なわれるG1競走でして、日本においてはダービーと双璧を成す格式の高いレースです。競馬がお好きな人であればこのレースのドラマ性はよく分かるかと思います。 古くはオグリキャップ、トウカイテイオー、そしてディープインパクト、最近ではオルフェーヴル、キタサンブラックですかね、こういった馬の有終の美が1年の締めくくりの時期に大きな感動を巻き起こしてきました。 そんな有馬記念ですが、私が最も好きな過去の勝ち馬は・・「マツリダゴッホ」です・・ 競馬を知らない人、そんなに詳しくない人にとっては知名度がほぼ無いであろう馬かもしれません・・まぁ、このマツリダゴッホなんですが、重賞戦線で活躍はしていたものの、当時の一線級の馬たちと比較するとやはり頭一つ物足りない印象はありました。 実際に優勝した第52回の有馬記念でマツリダゴッホは9番人気・・メイショウサムソン、ポップロック、ウオッカ、ダイワスカーレットといった並みいる強豪たちを前にするとどうしても地味な存在でした。 しかし、マツリダゴッホは勝ちます・・ 9番人気を嘲笑うかの如く、2着に1.1/4馬身も離す、まぁまぁな完勝でした。 スポーツの世界では、よく「強い者が勝つのではない、勝った者が強い」と言われますが、この時の有馬記念ではまさにその格言が頭に浮かびました。 人間だけでなく馬の世界でもそれは当てはまり、更にはスポーツ以外、我々サラリーマンのビジネスの場においても当てはまるのでは・・ なんて色々考えさせられるレースでした・・私は勝手にマツリダゴッホを尊敬していました。強いと前評判の競合他社やライバルがいても怖気づくことは無い・・己のやるべきことを淡々とやればいい・・と教わったような気がしました。 ただ、よくよく戦績を見返すとこのマツリダゴッホ、「中山競馬場」でのレースが異様に得意なのです。27戦して10勝、そのうち中山競馬場に限れば8勝(G1の有馬記念を含む重賞6勝)という成績で、競馬ファンの間では「中山の鬼」なんて呼ばれていたりもしました。 この点もマツリダゴッホの尊敬すべき点であると個人的に思っていまして、 自分の得意分野で成果を上げればいい・・何かの分野においてスペシャリストになれば記録にも記憶にも残る・・と。 これをサラリーマンに当てはめると、「これはあいつが一番得意だな」という分野を1つでも作れば社内外で重宝されるんじゃないかなと・・ また、「自分の得意・不得意を冷静に分析する」「不得意な業務は、自分より得意な人に任せる」とか重要なんじゃないかな、と思ったりもします・・ もちろん、例えば営業職であれば結局は数字が一番重要なのは承知ですが・・ といった感じで、私は年末になると有馬記念を楽しみにし、有馬記念と言えばマツリダゴッホを思い出し、そのマツリダゴッホから色々教わったな・・としみじみする訳であります。 今年の有馬記念はどの馬が勝つのか・・一つ分かるのはやはり、勝った馬が強い、ただそれだけです。

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