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【コラム】ダイバーシティについて考える

10年程前に女性MRに対するセクハラ発言、男尊女卑なんて当たり前に言われていました。 大手内資系企業に勤める先輩女性MRは、5年おきに子どもを産んでいたのですが、一人目の産休の時は「辞めるだろう?」と上司に圧力をかけられ、二人目の時は「帰ってきますか?」と聞かれ、三人目の時は「いつ帰ってくる?」と聞かれたので、10年でだいぶ変化したな、と感じたそうです。 その方は時短を使用せず、復帰後も毎回フルタイムで働かれていました。 (当初はその会社で彼女が初めての産休取得者のため、時短もなかったようですが) このような書き方をすると、あたかもMR業界の男尊女卑がなくなり、多様な働き方を認めているかのように感じますが、実際はダイバーシティをうたう会社でも全く中身が伴わない会社が多くあります。 私は2年程前にいた企業でも、大層ダイバーシティをうたって女性MRが多い会社に勤めていましたが、初めてご挨拶した上司に言われた第一声は、「若い一緒に酒が飲める男性が良かったのに、女でかつ子持ちがきたよ」でした。 その後もしばらくは同行の度に「何時に帰っているんだ」「子どもがいては遅くまで働けないだろう」など自分の枠の中の『お母さん像』に私を収めようとしていました。 私は時短勤務を使用していないため、たまたまチームの中で一番 社内研修会と講演会が多く、ひどい時には週4日22時帰りの週もありましたが、結果その上司から「このまま居て欲しい」と都合よく言われていました。 実績もよかったからかもしれませんが、「うちの嫁にも働けと言っているんだよ」という理解を示しているような嘘くさい態度も後々していました。 このような自分の理想の家庭や概念に型はめすることが、MR業界では特に横行しているように感じます。 そもそもダイバーシティは多様性の享受であり、女性だけの話しではありません。 ダイバーシティ = 主に女性の働き方を支援 = 家庭の事に支障がないように = 『 時短勤務 』 と、まるでイコールのように展開され、ダイバーシティをうたいながら女性を四隅に追いやっています。 選択肢があることはとても大事ですが、そもそも自分の考え方を広く持ち、相手の考え方や状況を理解して働ける環境を提供することだと思います。 以前、働く女性の代表のような扱いをされ、インタビューを受けました。 その時、私に会いに来て下さった方から「あなたの働き方は参考にならない」と言われました。その方はダイバーシティの「型」を求め、時短でない私は該当しなかったようでした。 女性の働き方が想像できないのであれば、相手を否定するような表現をするのではなく、まず相手の話しを伺うことが享受の始まりだと思います。 また、一部の企業は制度だけ取り入れて、ダイバーシティの概念について社員にきちんと理解を促す行動ができていないように感じます。 変えないといけないのは女性の働き方だけでしょうか。 それとも受け入れる側の理解でしょうか。 結局、時短勤務をしても差別的発言を受けている女性を今まで多く見ています。 ダイバーシティを推進しようと女性ばかり集めてはいてはそれ以外の人は何も変わらず、溝は深まる一方かと思います。 女性なんだから家事育児をこなせる範囲で旦那に合わせて働く「時短」を取るのが当たり前だと、男尊女卑がより一層ひどくなります。 何事も双方の理解のためには交わることが大切だと思います。 ダイバーシティが意味もなさない形式化されず、真の意味での「 理解 」と 「 変革 」 が子ども達の代までには整うよう今後も行動で示し続けていきたいですね。

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【コラム】MRとフレックスタイム制の導入

医師の働き方改革ばかり注目されていましたが、MRにも働き方改革による勤務体制の変化が見えてきました。 2019年の労働安全衛生法の改正により、各企業や事業者に従業員の労働時間の詳細な把握が義務化されました。 これにより、みなし労働からフレックスタイム制を導入する製薬会社が増え、導入前の不安とは違ったメリットデメリットをMR自身も感じるようになりました。 実際、私の夫の会社もスーパーフレックスタイム制(12時から14時までは必ず出勤する等を設けるコアタイムがないフレックスタイム制)になり、単身赴任生活に大きな変化が出てきました。 あくまでうちの家族の話しですが、夫は自宅から電車で2時間程の場所に単身赴任をしており、平日は月曜と水曜の朝5時半に家を出て、単身赴任先でスーツに着替えて車で20分のオフィスに行くという生活を3年継続しています。 そのおかげで夫婦の自宅は離れていても、子ども達もパパと生活ができ、私も講演会や社内研修会、仕事のお付き合いも滞りなくこなせています。 ただ、朝の通勤は少なからず体力を奪われ夫の負担になっていたのですが、スパーフレックス制を導入してから圧倒的にその負担は軽減されました。 家族の住む自宅に帰る日は、朝卸に行って夕方早めに上がり、翌日はゆっくり朝起きて単身赴任先に帰り、12時に出勤して20時までかかる得意先をまわるようにしています。 幸いほぼ毎週訪問しないといけない大事な得意先が20時までかかるため、無理矢理調整しなくても成り立っています。 その一方でだいぶ煩わしいのが、月末に1か月分の予定表勤務時間を提出しないといけません。 以前のMRの多くがその日の気分や時間次第で機転を利かせて回っていましたが、明確な計画という名の推測を基に、実際のずれをいちいち修正報告をしないといけなくなりました。 中でも煩わしいのが、いつも遅いはずの得意先が、運よく早く面会が終わった時だそうです。 早く終わった分の時間を明日以降に調整しないといけないため、就業予定時刻になるまで得意先の駐車場で待機することもあります。 朝の時間も9時出社の場合、8時45分に着いても打刻時間まで待つという無駄な時間もあるそうです。 また最も嫌なのが、必ず勤務時間のずれが生じた場合は分かり次第報告をしないといけないため、上司にもの凄く腹を立てている時でもほぼ毎日やりとりしないといけません。 金額的なことは、本来は変わらない計算で会社からは提示されていましたが、うちの夫の場合は手当がなくなった分減収となったため、労働時間の調整及び計算する必要がでてきました。 とはいえ、近場で単身赴任をしている共働きMR夫婦にとっては、多少減収となってもやりくりし易い制度となりました。 ただ、時間内に完結しないといけないスタイルだと、「 後1軒回ろう! 」という気持ちが時間次第で削がれるMRが多いそうで、またメンタル的なことも含め慣れるまで時間がかかりそうです。

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