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【4月21日新着】GSK 米Vir社と提携、新型コロナウイルスの抗体候補の開発加速

【4月21日新着】GSK 米Vir社と提携、新型コロナウイルスの抗体候補の開発加速 英グラクソ・スミスクライン(GSK)は4月20日、米Vir Biotechnology社との間で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含むコロナウイルス種に対するソリューションの研究開発で提携契約を締結したと日本法人を通じて発表した。Vir社独自のモロクローナル抗体プラットフォーム技術を駆使し、治療薬またはワクチンとして選択肢になり得る既存の抗ウイルス抗体の開発を加速させ、新規抗ウイルス抗体を同定する。GSKはVir社の持つ技術を利用するため、Vir社に対して2億5000万ドルの株式投資を行う。

両社は、「COVID-19の世界的な大流行と、今後発生する可能性のある大流行に対応する」ため、提携する。Vir社は免疫学的考察と最先端技術を組み合わせ、重篤な感染症の治療と予防にフォーカスした臨床段階の免疫系専門企業。

今回の提携ではまず、Vir社のプラットフォームにより同定された特異的抗体候補である「VIR-7831」と「VIR-7832」の開発の加速に注力する。これらの抗体候補は、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質に対し高い親和性を示し、生ウイルス細胞アッセイではSARS-CoV-2に対し強力な中和能を示しているという。規制当局による審査を条件として、今後3~5か月以内にフェーズ2試験を開始する予定。

また、Vir社のCRISPRスクリーニングと機械学習アプローチを利用してウイルス感染を防御する細胞側の標的を同定するほか、GSKのワクチン技術と、共通のウイルス科に交差反応を示す中和エピトープを同定するVir社の専門技術を結集し、SARS-CoV-2やその他のコロナウイルスワクチンに関する研究も行う。

Vir社のジョージ・スカンゴスCEOは、COVID-19の世界的な大流行を阻止するには、「さまざまな治療アプローチ、すなわち薬剤を併用またはひとつずつ順に使用するという方式を必要とすることが次第に明らかとなってきている」との認識を示した。そして、「コロナウイルスの大流行は今回限りで終わらない可能性が高いと思われる」とし、「私たちと考え方を同じくする研究開発戦略やワクチン分野における深い専門知識を有し、医薬品を世界中の人々に届けるためのグローバルで優れたネットワークを持つGSKと力を合わせ、この戦略を実施していくことを喜ばしく思っている」とコメント。

GSKのチーフ・サイエンティフィック・オフィサーで研究開発部門のプレジデントでもあるハル・バロン氏は、「Vir社独自の抗体プラットフォームは、様々な病原体の治療薬となる抗体の同定とその開発で既に成果を収めている」とし、「両社の人材と情熱が一体となることで、COVID-19を標的とする非常に有望な抗体候補を含むさまざまな疾患に対するソリューションを展開できるものと、大いに期待している」とコメントした。
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