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【コラム】MR数減少をチャンスととらえる

【コラム】MR数減少をチャンスととらえる 製薬業界ではここ最近、毎年人員整理のニュースを見ます。。
例えば2020年秋の武田薬品工業の30歳以上を対象とした「フューチャー・キャリア・プログラム」では約400人が退職した、とみられています。
ノバルティスファーマは、2019年にプライマリー領域、2020年のオンコロジー領域、2021年の各部門管理職と3年連続で希望退職の募集を行いました。
国内売上上位企業の早期希望退職者募集のニュースは個人的には大きなショックですし、現場でもかなり話題になりましたが、とは言え上記は個々の企業の事例で「弊社は今まで希望退職を募ったことはないし、大丈夫でしょ」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

では次に業界全体の客観的な数字を、昨年11月にMR認定センターから発表された「2021年版MR白書(https://www.mre.or.jp/info/guideline.html#guideline2021)」から見てみましょう。

MR数は2013年の65,752人をピークに毎年減少し、最新の2020年のデータでは53,586人と、7年で12,000人以上減りました。
特に2019年から2020年の減少幅は過去最高の6.2%で、今後もこの減少トレンドが続くことは想像に容易いのではないでしょうか。
今まで希望退職を募っていない製薬企業も今後行わないという保証はない、と考えたほうが無難かもしれません。

ここまでMR数減少について紹介してきましたが、私はこの状況をピンチではなくチャンスと捉えたい!
今回はその理由について考えたいと思います。

◆MR一人当たりの生産性が上がる可能性
MRの人数が減ることによって、一人当たりの担当エリアや担当製品が増えれば、MR一人当たりの生産性が向上するかもしれません。
もちろん覚えることや、仕事量は増えるかもしれませんが、デジタルが進歩した今ならオンライン面会によって移動に時間がかからなかったり、担当外エリアのオンライン講演会を聴講できたりと効率的な仕事が可能です。
コロナ禍でデジタルツールを使いこなすスキルが求められたなら、まずは使ってみる。こういった時代の流れに乗ることを放棄してはいけませんね。
生産性の高い仕事をするための工夫や経験は転職市場でも高く評価されまるはずですよ。

◆MR間の転職によるキャリアアップ
体感ですが、MR間の転職はかなり活発な気がしています。
人員整理を行う製薬会社がある中、ピンポイントで求人を出したり、大規模な中途募集を行う製薬会社があるのも事実です。
実は私も最近、大規模中途募集でMRへの転職を果たした一人です。
また、「他社の優秀なMRを紹介してほしい」という要望を自社MRや医師までに出している製薬会社があることも確認しています。
なんと紹介された方の入社が決まれば紹介者には報酬も出るようなので、優秀な人材なら欲しい、という製薬会社の強い思いが感じられますね。
MRとしてのキャリアアップは十分に可能だと考えています。もちろん優秀であることが前提条件にはなりますが。

MR数の減少はトレンドを見る限り今後も進んでいくでしょうし、コロナ禍による営業活動のデジタル化がそれに拍車をかけていることは間違いないでしょう。
自分が担当する疾患領域の最新の知識の習得、時代の先読みを怠らず、医師や地域に必要とされるMRであり続けられるように精進していきたいものです。
今回は、外資系メーカーで活躍中の若手MRに寄稿いただきました。 この先のMR減少はさらに続くと思われますが、その中でMRとして生き残るにはどうしたらいいのか、考えものです。
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