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【速報】22年度薬価改定 再算定のビンダケルは75%、イーケプラは25%引下げへ

【速報】22年度薬価改定 再算定のビンダケルは75%、イーケプラは25%引下げへ 厚労省は3月4日、2022年度薬価改定を官報告示した。用法用量再算定が適用となったビンダケルカプセルは75.0%、市場拡大再算定が適用され、新薬創出等加算の返還のタイミングも重なったイーケプラ錠は25.7~25.8%、薬価が引き下げられる。特例拡大再算定が適用されるタケキャブ錠は15.8%の引下げとなる。後発品の市場浸透が80%以上となる「G1」品目の前倒しの運用となったのは、18成分54品目。ARBのブロプレスやオルメテック、脂質異常症治療薬のクレストール、抗アレルギー薬のアレグラ、喘息治療薬のシングレア/キプレス、抗菌薬のクラビットなど、生活習慣病を中心に市場規模の大きい品目が対象となり、後発品の市場浸透スピードが速いこともわかった。新薬価は、4月1日から適用される。


◎特例拡大再算定対象のタケキャブは15.8%引下げへ

22年度薬価改定では、薬剤費ベースで6.69%、医療費ベースで1.35%引下げる。ビンダケルカプセルは19年にATTR‐CM(野生型及び変異型)の効能が追加され、用法用量再算定の適用となった。現行薬価は3万8866円だが、新薬価は9716.50円で、75%引下げる。類似品であるビンマックカプセルも現行薬価は15万5464円だが、新薬価は3万6021.60円で、76.8%引下げられる。

特例拡大再算定が適用されるタケキャブ錠は「年間売上高1000億円超、基準年間販売額の1.5 倍以上」に該当。類似品として、同剤が含まれるキャブピリン配合錠、ボノサップパック、ボノピオンパックも引下げられる。新薬価は、タケキャブとキャブピリンが15.8%、ボノサップパック400は10.3%、ボノサップパック800は8.6%引下げ、ボノピオンは11.6%引下げとなる。

◎GLP-1作動薬 ビクトーザは8.6%の引下げへ

市場拡大再算定は17成分33品目に適用される。市場規模の拡大を理由に適用を受けるGLP-1受容体作動薬のビクトーザは、補正加算がついて、8.6%の引下げ。一方で、ビクトーザの類似品として適用を受ける、バイエッタ、ビデュリオン、リキスミア、トルリシティ、オゼンピックは11.1%の引下げとなる。配合剤のソリクアは9.2%、ゾルトファイは4.4%の引下げとなる。

抗てんかん薬のイーケプラは錠剤が25.7~25.8%、ドライシロップ22.0%の引下げを受ける。また、新薬創出等加算返還のタイミングが重なったアレジオン点眼液・LX点眼液は19.9%の引下げを受ける。

このほかの市場拡大再算定品目の引き下げ率は以下の通り。ノベルジン(15.9~16.0%)、レボレー(12.9%)、ポマリスト(15.0%)、サムチレール(16.4%)、ヌーカラ皮下注用(3.8%、補正加算が適用)、ヌーカラ皮下注用シリンジ・ペン(10.8%)、ファセンラ(10.8%)、オニバイ(10.7%)、ヤーボイ(15.0%)。

◎ARBや脂質異常症など大型品でG1ルール前倒しへ 後発品市場浸透スピード速く

G1品目は109成分267品目、G2品目は104成分192品目、Cは252成分542品目となる。20年度改定で導入されたG1ルール適用の前倒しも、今改定で初めて適用となる品目が出る。80%以上の置き換え率が2回連続で確認された品目については、後発品上市から10年経過する前でも、G1ルールが適用される。適用品目はG1品目18成分、G2品目1成分。

品目は以下の通り。
G1品目:セロクエル、ブロプレス、ディオバン、オルメテック、ミカムロ、クレストール、ルナベル、ディナゲスト、プラビックス、アレグラ、キプレス/シングレア、クラビット、バルトレックス、アンカロン、サンドスタチン、ゾメタ、タキソテール/ワンタキソテール、ゾシンーー。
G2品目:ネスプ

◎基礎的医薬品 安定確保医薬品で8成分69品目が新たに対象に

基礎的医薬品は323成分1004品目となる。22年度改定では、基礎的医薬品について、安定確保医薬品のカテゴリ「A」(最も優先度が高い)に分類され、基礎的医薬品の要件を満たす品目が新たに対象に拡充された。これにより、新たに対象となったのは、ミダゾラム、ドパミン塩酸塩、アドレナリン、ノルアドレナリン、セファゾリンナトリウム/セファゾリンナトリウム水和物、セフメタゾールナトリウム、メロペネム水和物、アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウムの8成分69品目。

◎不採算品再算定131成分440品目 ブドウ糖や高カロリー輸液用基本液も

このほか、長期収載品の薬価改定について、後発品への置き換えが進まない長期収載品の薬価を引き下げる「Z2」の対象品目は58成分137品目。後発品置換え率「60%未満」が30成分66品目、「60%以上80%未満」が28成分71品目となる。

不採算品再算定は131成分440品目で、生薬のボクソク、輸液のブドウ糖や高カロリー輸液用基本液、抗菌薬スピラマイシン酢酸エステル、不整脈用剤プロプラノロール塩酸塩などが対象となる。
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