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厚労省 G1・G2ルール「前倒し適用」の次回候補薬剤公表 セレコックス、メマリーなど23成分59品目

厚労省 G1・G2ルール「前倒し適用」の次回候補薬剤公表 セレコックス、メマリーなど23成分59品目 厚労省は、長期収載品の薬価を段階的に後発品価格まで引き下げるG1・G2ルールの「前倒し適用」の次回候補薬剤として、セレコックス、メマリー、ティーエスワンなど23成分59品目をリストアップした。いずれの候補薬剤とも20年度改定または22年度改定で後発品置換え率が80%以上だったもの。次に「前倒し適用」が行われる年の改定時に、再び置換え率80%以上が確認された場合、G1・G2ルールが適用される。同ルールが適用されると、多くの製品で20%以上の薬価大幅引下げを受ける。同省は、「前倒し適用」の次回実施時期が23年度改定と24年度改定のどちらになるかについて、「今後の中医協での議論次第」とコメントしている。

G1・G2ルールは、後発品収載後10年を経過した長期収載品のうち、後発品置換え率80%以上の製品は「G1」、80%未満の場合は「G2」とし、当該製品の薬価を後発品価格まで段階的に引下げるもの。20年度薬価制度改革で、後発品収載から10年未満であっても、置換え率80%以上が2回確認された長期収載品についてはG1・G2ルールを「前倒し」で適用するルールが追加された。前倒し適用の場合、先発品と後発品で効能・効果が一致している場合は「G1」、不一致の場合は「G2」とする。

厚労省資料によると、20年度改定または22年度改定のいずれかで置換え率80%以上が確認された長期収載品は以下の23成分となる。

・セレコックス錠(一般名:セレコキシブ、製造販売元:ヴィアトリス製薬)
・リルテック錠(リルゾール、サノフィ)
・メマリー錠・OD錠(メマンチン、第一三共)
・ニューロタン錠(ロサルタン、オルガノン)
・ミカルディス錠(テルミサルタン、日本ベーリンガーインゲルハイム)
・アバプロ錠/イルベタン錠(イルベサルタン、大日本住友製薬/シオノギファーマ)
・ミコンビ配合錠(テルミサルタン・ヒドロクロロチアジド、日本ベーリンガーインゲルハイム)
・アイミクス配合錠(イルベサルタン・アムロジピン、大日本住友製薬)
・リバロ錠・OD錠(ピタバスタチン、興和)
・ゼチーア錠(エゼチミブ、オルガノン)
・ガスモチン錠(モサプリドクエン酸塩水和物、大日本住友製薬)
・ルナベル配合錠ULD(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール、ノーベルファーマ)
・アボルブカプセル(デュタステリド、グラクソ・スミスクライン)
・ユリーフ錠・OD錠(シロドシン、キッセイ薬品)
・ティーエスワン配合OD錠・カプセル(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム、大鵬薬品)
・アリミデックス錠(アナストロゾール、アストラゼネカ)
・アレグラドライシロップ(フェキソフェナジン、サノフィ)
・リュープリン注射用キット(リュープロレリン、武田薬品)
・グランシリンジ(フィルグラスチム、協和キリン)
・クラビット点滴静注バッグ(レボフロキサシン水和物、第一三共)
・プロスコープ注シリンジ(イオプロミド、アルフレッサファーマ)
・ナゾネックス点鼻液(モメタゾンフランカルボン酸エステル、オルガノン)
・デスモプレシン・スプレー(デスモプレシン酢酸塩水和物、フェリング・ファーマ)

これら長期収載品について、次回の「前倒し適用」が行われる年の改定時に再び後発品置換え率80%以上が確認された場合、G1・G2ルールが前倒しで適用されることになる。

◎次回の「前倒し適用」はいつ?

次回の「前倒し適用」が23年度改定となるか、24年度改定となるかは今後の中医協での議論次第となる。ただ、これまでの運用を参考にすると、「前倒し適用」は20年度改定時に導入され、21年度改定(中間年改定)はスルーし、22年度改定で1回目の運用が始まった。この運用を踏襲すれば、次回の「前倒し適用」は24年度改定となる。

22年度改定でG1・G2ルールが「前倒し」で適用されたのは19成分63品目(G1:18成分54品目、G2:1成分9品目)だった。ミクスの調べでは、19成分中11成分で20%以上の薬価引下げを受け、降圧剤ディオバン錠は40.6%の大幅引き下げとなった。
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