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英NICE NSCLCにソトラシブ CDFでの使用を推奨

英NICE NSCLCにソトラシブ CDFでの使用を推奨 英国立医療技術評価機構(NICE)は3月3日、米Amgen社のKRAS阻害剤Lumykras(ソトラシブ)について成人におけるKRAS G12C変異陽性、局所進行もしくは転移非小細胞肺がん(NSCLC)の適応でNHS(国民保健サービス)の通常使用ではなく、がん治療薬基金(CDF)における使用を推奨する最終評価報告書を発表した。

同剤の用法用量は150㎎錠を1日2回、抗HER2抗体医薬トラスツズマブおよび代謝拮抗薬カペシタビンと併用する。同剤は1日1回服用の錠剤。同剤の推奨適応は、KRAS G12C遺伝子変異陽性で、NSCLCが進行、プラチナ製剤をベースとした療法および/もしくは免疫療法に不忍容の患者となっている。

NICEは、今回のCDFでの使用推奨により、2022年では約500人を同剤投与適格患者と見ている。肺がんは英国ではがんでは3番目の死因であり、毎年新規に診断される患者は4万8000例を超える。英国では、NSCLCは、全肺がんの85%を占め、KRASは最もよく見られる変異遺伝子で、NSCLCの12%となっている。

NICE医療技術評価センター(CHTA)のHelen Knightプログラム部長は、NICEは患者のためにイノバティブな薬剤への迅速なアクセスに可能にするよう務めていると述べたうえで、「臨床試験のデータでは、KRAS G12C遺伝子変異がんに対する初の標的療法であるソトラシブは、プラチナ製剤をベースとした化学療法後に既存療法と比べ、がん増悪前の時間を増やし、延命させる」と同剤の特徴を説明した。さらに、「ソトラシブは、この段階では、NHSでの通常使用は推奨できないが、CDFでの使用は推奨できるので、今後、他療法との直接比較データ、長期的エビデンスや費用対効果の情報などを収集し、NICEで再評価できるようにしたい」とコメントした。

価格は非公開だが、NHSイングランドと当該企業はCDFで使用する際の割引価格について合意している。
 
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