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湘南アイパーク キリンHDがヘルスサイエンス研究開発拠点を集約 ビヨンド・ザ・ピルのイノベーションの場へ

湘南アイパーク キリンHDがヘルスサイエンス研究開発拠点を集約 ビヨンド・ザ・ピルのイノベーションの場へ 湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は3月29日、キリンホールディングスがヘルスケアサイエンス研究開発拠点を湘南アイパークに移転すると発表した。食品などの開発に注力するキリンHDの研究拠点であるキリン中央研究所の機能を集約する。湘南アイパークは、食からのアプローチを持つキリンHDの参画で、より多様なオープンイノベーションの可能性が広がるとして、「必ずしも薬に頼らない“ビヨンド・ザ・ピル”のイノベーションの場となることを目指す」としている。

キリンHDのヘルスサイエンス領域は、発酵・バイオの技術をベースに免疫、脳領域、腸内環境に重点を置き、健康機能性素材や食品を開発している。研究を担うキリン中央研究所は2020年以降、湘南アイパークに段階的に入居。自社の事業内容を紹介するセミナーの開催や、湘南アイパークの主催するイベントへの登壇、知財サポート勉強会への参加などを通じて、オープンイノベーション活動を進めてきた。

今回、キリン中央研究所の3か所(福浦、つくば、湘南)の研究開発拠点のうち、つくば(茨城県つくば市)の研究機能を湘南に移転、集約する。これに伴い、協和発酵バイオは茨城県つくば市での研究開発活動を3月末に終了する。

◎生活習慣全般をトータルケアするための提案や啓発も可能に オープンイノベーションで

キリンHDは、研究者同士の知見・経験の共有や業務効率化に加え、「異業種とのオープンイノベーション」にも期待を寄せ、「同居企業とのオープンイノベーションにより、キリングループだけでは実現できない生活習慣全般をトータルケアするための提案や啓発活動が可能になると考えている」としている。キリンHDキリン中央研究所の吉田有人所長は、「製薬やベンチャーに関する情報や接点が飛躍的に増大し、先端技術、ビジネスモデル、組織マネジメントなどで勉強になることも多く、外に目を向けることや人脈の重要性を再認識している。今後ますますオープンイノベーションは大切となることから、この優れた環境で新たな価値創出に挑戦していきたい」とコメント。

湘南ヘルスイノベーションパークの藤本利夫ジェネラルマネジャーは、「アイパークは研究規模の拡大に伴って段階的に利用施設を拡大できる柔軟性を持っている。こうした特徴を生かして今後さらに多様な顔ぶれのプレイヤーが揃うエコシステムが形成され、オープンイノベーションがさらに加速していくことを期待している」とコメントしている。
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