MRのためのニュース・求人情報サイト

独・BI ブルヨン取締役 日本への投資継続で「勝利の方程式を維持する」 21年国内売上高7.1%増の1688億円

独・BI ブルヨン取締役 日本への投資継続で「勝利の方程式を維持する」 21年国内売上高7.1%増の1688億円 独・ベーリンガーインゲルハイムは4月5日、2021年(1~12月)の決算を発表した。日本の医療医薬品売上高は前年同期比7.1%増の13億ユーロ(約1688億円)。糖尿病治療薬・ジャディアンスファミリー(ジャディアンス、トラディアンス)と、抗線維化剤・オフェブが業績を牽引した。同社のヒューマンファーマビジネスユニット担当取締役のカリン・ブルヨン氏は同日、本誌取材に応じ、「日本の業績は非常に良かった」と評価した。そのうえで、研究開発に投資する環境を今後も継続的に整備することで、「政府の目標達成(革新的新薬の創出)に貢献できる、政府の日本国民の責務を達成することができる。我々自身も優れた薬を患者さんに提供できるという、勝利の方程式をこれからも維持していきたい」と述べた。今後も日本を重要な市場に位置付け、投資を継続する姿勢を強調した。

◎「日本の業績は非常に良かった」 日本政府のイノベーション評価を歓迎

日本の医療用医薬品売上高は、前年同期比7.1%増の13億ユーロ(約1688億円)。ブルヨン氏は、「日本の業績は非常に良かったと思っている。我々としても非常に嬉しく思っている」と評価した。

日本の状況について、厚労省が昨秋まとめた医薬品産業ビジョン2021でも、革新的創薬が柱の一つとなっており、製薬業界と対話を続けている状況にも触れ、「イノベーションを評価することを嬉しく思っている。革新的新薬を通じて、患者さんの生活を変えることが、まさしく我々が提供するものだ」と述べた。さらに、日本政府が国民皆保険を維持する姿勢を堅持していることも評価した。

◎「ブレークスルーセラピー、患者さんの生活を変えるような治療法の開発目指す」

そのうえで、「間違いなく研究開発投資は続けていく。むしろ増やしていく。疾患のブレークスルーになるような治療、患者さんのこれまでの生活を変えるような治療を開発できるよう、今後も投資を続けていく」と述べた。

同社は、日本(兵庫県神戸市)に研究開発拠点を有する。「我々にとって、日本の患者さんは、世界のほかの国の患者さんと同様に重要だ。様々な治験を続けていきたいし、フェーズ1のセンターもある。外部のアカデミックセンターとの協力も続けたい」と説明。「我々としては継続的に環境を提供することで、政府の目標達成(革新的新薬の創出)に貢献できる、政府の日本国民の責務を達成することができる。我々自身も優れた薬を患者さんに提供できるといったような、勝利の方程式をこれからも維持していきたい」と語った。

◎シュメルマー財務担当取締役「価格圧力や競争激化も高い成長率を達成」

決算会見では、財務・グループファンクション担当取締役のミヒャエル・シュメルマー氏が日本市場について、「価格圧力や競争の激化で製薬業界にとっては厳しい状況になっている。しかし、こうした状況下でも高い成長率を達成することができた」と話した。

◎グローバル21年売上高 8.4%増の1兆9868億円 

グローバルの2021年医療用医薬品売上高は、前年同期比8.4%増の153億ユーロ(約1兆9868億円)。ジャディアンスは前年同期比28.6%増の39億ユーロ(約5064億円)、オフェブも25.4%増の25億ユーロ(約3246億円)を売りあげ、業績を牽引した。

研究開発投資は37億ユーロ(約535億円)に増額し、積極的な投資を行った。開発パイプラインも、臨床/前臨床プロジェクトは100件を超えており、25年までに最大15種類の新製品の上市を見込む。3品目は米国食品医薬品局(FDA)からブレークスルーセラピーの指定を取得している。フベルトゥス・フォン・バウムバッハ会長は、「私たちの目標は、新薬で患者さんの生活を変革し続けることだ」と強調。オンコロジー領域などでの進展にも期待を寄せ、開発を加速させる考えを強調した。


サイト内検索