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アルフレッサHD 「22-24中期経営計画」公表 守りと攻めのDX データ利活用で新たな収益基盤構築

アルフレッサHD 「22-24中期経営計画」公表 守りと攻めのDX データ利活用で新たな収益基盤構築 アルフレッサホールディングス(HD)の荒川隆治社長は5月17日に開催したオンライン会見で、「22-24中期経営計画 未来への躍進~進化するヘルスケアコンソーシアム~」を発表した。新中計ではグループ経営方針に「DXの展開」を明示。“守りのDX”として間接部門の最適化を、“攻めのDX”として物流機能の高度化・標準化・最適化、MS・MRの営業力向上を掲げた。このほかデータ統合基盤を示し、各種データの利活用による事業変革の収益化にも挑戦する姿勢を示した。

◎25年3月期目標・売上高2兆7000億円、営業利益率1.5%以上、投資計画1200億円

新中計では、グループ経営方針として、①新たな価値の創造、②地域の健康・医療への貢献、③サステナブル社会への貢献、④ダイバーシティ、⑤コンプライアンスの遵守-を柱にあげた。このうち新たな価値の創造では、グループ内の「トータルサプライチェーンサービス」と、顧客に対する「デジタルツールを活用した“つなぐ活動”」のそれぞれに取り組む。特に2024年は地域医療構想の達成に向けて「グループ一丸となった貢献」を重視する方針だ。この結果、25年3月期目標として売上高2兆7000億円、営業利益率1.5%以上、投資計画(累計)1200億円、うちシステム投資・DX投資は100億円、株主還元はDOE2.4%以上を掲げた。

◎医療用医薬品卸売事業 製造、販売、MS、調剤の各データを利活用

セグメント別方針では、医療用医薬品卸売事業について、まず「既存事業の強化」としてスペシャリティ領域およびメディカル品の2つの成長ドライバーに注力するとした。「事業変革による収益化」では、データを利活用したビジネス展開により、新たな収益の基盤を構築するとした。ここで言うデータとは、製造、販売、MS活動、調剤の各データを想定しており、これらを医療機関のサービスや、マーケティングへの活用、健康・医療への貢献の各分野に利活用する。ヘルステックの推進を睨み、医療・介護ロボット、デジタルサービス、ゲノムの各分野で市場をリードする方針も明示している。さらに、PIC/S GDPに対応した最適なロジスティクスネットワークの構築についても取り組むとした。これら施策により25年3月期の売上高は2兆3900億円、営業利益率1.5%、投資額は約630億円を見込んだ。

◎22年3月期連結決算 売上高2兆5856億円、前年比99.1

アルフレッサHDの22年3月期連結決算は、売上高2兆5856億円(前年比99.1)、販管費1583億円(同102.3)、営業利益291億円(同104.2)。医療用医薬品等卸売事業は、売上高2兆2881億円(同99.6)、販管費1132億円(同104.0)、営業利益248億円(同97.1)。

市場成長の+2.9%(クレコン)に対し、同社は△0.1%だった。独占禁止法違反による医療機関の入札指名停止等の影響で減収となったが、適正価格での販売や診断薬の売上増加に伴い、売上総利益率アップした。また、物流センターへの投資等による減価償却費等の販管費増加により営業減益となった。なお、22年月末の妥結率は99.9%だった。

23年3月期業績予想は、売上高2兆6180億円(同101.3)、販管費1622億円(同102.4)、営業利益は295億円(同101.4)を見込む。
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