MRのためのニュース・求人情報サイト

ファミリーマートは2021年7月から、受取BOXを活用した店舗での医薬品の受け渡しサービスを東京都と神奈川県の一部で実施。おかぴファーマシーも20年3月30日から、処方せん薬宅配サービス「とどくすり」を提供していた。今回のサービスは、「ファミマシー」と「とどくすり」が連携するもの。
◎薬局での待ち時間ゼロ 患者が受け取り店舗を選択
実際のサービスの流れは、とどくすりに会員登録した患者は、受診先の医療機関で「とどくすり利用希望」を伝えると、処方せんは医療機関から薬局に送付される。このため患者が処方せんを調剤薬局に直接持ち込む必要がなく、薬局での待ち時間もなくなる。次に患者は、マイページまたは申込画面から、受け取りを希望するファミリーマート店舗を選択する。
◎服薬指導は電話やオンラインで
処方薬の服薬指導は薬剤師から電話やオンラインを使って行い、その後に処方薬の受け取りに必要なバーコードが患者のメールに通知(店舗に処方薬が到着後)される。患者は都合の良いタイミングでファミリーマートを来店し、レジで認証用バーコードを提示して処方薬を受け取ることができる。なお、店舗での受け取り期間は到着後3日間としている。
ファミリーマートとおかぴファーマシーの両社は今後の方向性について、「サービスエリアの拡大を通じた医療アクセスの向上や、顧客(患者)の利便性向上のための配送時間の短縮化など、共同でサービス内容の拡充について進めていきたい」とコメントしている。なお、とどくすりでは「ファミマシー」との連携開始を記念して、先着5000人にAmazonギフト券がもらえる「会員登録キャンペーン」を実施するとした。