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医療機器メーカー
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同社は現在、▽既承認のコロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(国内製品名:スパイクバックス、以下「現行ワクチン」)とベータ株、▽ベータ株とデルタ株、▽現行ワクチンとオミクロン株――をそれぞれ含有した3種類の2価ワクチンの臨床試験を実施している。
このうち現行ワクチンとベータ株による2価ワクチンの臨床試験で、この2価ワクチンとスパイクバックスの追加接種後29日目の中和抗体の幾何平均抗体価(GMR)を評価したところ、祖先型(SARS-CoV-2)に対して1.28、ベータ株に対して1.33、デルタ株に対して1.75、オミクロン株に対して2.20――と、祖先型及び全ての変異型で2価ワクチンの優位性が示された。追加接種後6か月目でも祖先型、ベータ株、オミクロン株に対して優位性が示され、デルタ株に対しては非劣勢だった。
安全性と反応原性は、追加接種用スパイクバックスと「同等」なことが確認された。
この試験結果の意義についてバートンCMOは、「オミクロン株を含まない2価ワクチンの追加接種で、オミクロン株に対する保護も達成された」と説明した。そして、「オミクロン株を含む2価ワクチンの接種により、オミクロン株に対する強固な保護効果が期待され、その周囲に保護が及ぶことも期待される」と述べ、現行ワクチンとオミクロン株による2価ワクチン「mRNA-1273.214」を最有力候補と位置付けて開発を加速させる考えを示した。
「mRNA-1273.214」の臨床試験データは「6月に入手予定」としたほか、「製造を開始する。リスクを覚悟して、大量に生産する」と述べ、今秋に製品供給できるよう準備を進める意向も示した。
◎モデルナ・ジャパン 鈴木社長 mRNAワクチンの国内製造拠点の構築に前向き
モデルナ・ジャパンの鈴木蘭美社長は、日本にmRNAワクチンの製造拠点を持つことについて、厚労省と話し合いをしていることを報告した。特にパンデミック時はワクチンを迅速に開発・生産する必要があることから、「国産で提供できることは最も望ましい体制」との認識を示し、「国産mRNAワクチンを生産できるようにすることが、国にとっても急務と信じている」と強調した。
カナダやオーストラリアでは政府と長期契約を結び、22年に着工し、24年末には全国民分のワクチンを供給できるようにする計画だという。日本においても着工から全国民向けのワクチンが生産・供給されるまで2~3年かかる見込みとのこと。鈴木社長は、「全国民にいきわたるワクチンを提供できる施設をつくる能力を弊社は有している」と述べ、国内製造拠点に係る結論を早期に得たい考えを示した。