MRのためのニュース・求人情報サイト

遅発性ジスキネジア治療薬・ジスバル、アトピー性皮膚炎治療薬・モイゼルト 6月1日発売

遅発性ジスキネジア治療薬・ジスバル、アトピー性皮膚炎治療薬・モイゼルト 6月1日発売 新薬2製品が6月1日に発売した。ひとつは田辺三菱製薬が製造販売する国内初の遅発性ジスキネジア治療薬・ジスバルカプセル(一般名:バルベナジントシル酸塩)、もう1剤は大塚製薬のアトピー性皮膚炎治療薬・モイゼルト軟膏(ジファミラスト)となる。モイゼルトは大塚製薬が創出したホスホジエステラーゼIV(PDE4)阻害薬で、同阻害薬として初のアトピー性皮膚炎の適応を持つ薬剤。

【6月1日発売】
▽ジスバルカプセル40mg(バルベナジントシル酸塩、田辺三菱製薬)
薬効分類:119 その他の中枢神経系用薬(内用薬)
効能・効果:遅発性ジスキネジア
薬価:40mg1カプセル 2331.20円(1日薬価:2331.20円)

VMAT2阻害薬。シナプス前部の小胞に存在するVMAT2を選択的に阻害することで、モノアミンの取込みを抑制し、シナプス間隙に放出されるドパミン量を減少させることで、遅発性ジスキネジア患者における不随意運動を改善すると期待されている。

1日1回40mgを経口投与する。症状により適宜増減するが、上限は1日1回80mg。販売は神経領域に強みを持つヤンセンファーマが行い、情報提供活動は田辺三菱製薬、ヤンセン、吉富薬品の3社共同で実施する。

遅発性ジスキネジアは、口腔顔面領域(舌、口唇、顎および顔面)、四肢、体幹の不随意運動を特徴とする神経障害。重症になれば嚥下障害や呼吸困難を引き起こす可能性があり、重篤な状態になる患者もいる。抗精神病薬(原疾患の治療に用いられる薬剤)などを長期間服用することで起こり、ドパミン受容体の感受性増加などが原因と考えられている。

▽モイゼルト軟膏0.3%、同1%(ジファミラスト、大塚製薬)
薬効分類:269 その他の外皮用剤(外用薬)
効能・効果:アトピー性皮膚炎
薬価:0.3%1g 142.00円、1%1g 152.10円(1日薬価:608.40円)

ホスホジエステラーゼIV(PDE4)阻害薬。PDE4阻害薬として初のアトピー性皮膚炎の適応を持つ薬剤。成人、小児ともに1日2回、適量を患部に塗布して用いる。

PDE4は免疫細胞に広く分布しており、アトピー性皮膚炎患者の末梢白血球ではPDE活性が亢進し、細胞内cAMP濃度が減少していることが報告されていることから、PDE4はアトピー性皮膚炎などの慢性炎症性疾患の病態に関与すると考えられている。同剤によりPDE4を阻害することで、細胞の炎症反応を抑制し、アトピー性皮膚炎に対し効果を発揮すると考えられている。
サイト内検索