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今回の契約に基づき、日本イーライリリーが同剤の製造販売承認を取得後、田辺三菱製薬が流通・販売を行い、両社共同で情報提供活動を行う。
両社とも糖尿病領域に強みを持つ。営業面で協業するのは、糖尿病領域に限らず、今回が初めてとなる。日本イーライリリーは本誌取材に、田辺三菱製薬を同剤のパートナーに選んだ理由について、「田辺三菱製薬は糖尿病領域の自社オリジンの医薬品を幅広く情報提供している。チルゼパチドについても、より幅広い医療関係者に、より早く、しっかりと情報提供できると判断した」と説明した。
田辺三菱製薬は自社創製の糖尿病薬としてDPP-4阻害薬・テネリアやSGLT2阻害薬・カナグルを手掛けている。田辺三菱製薬は本誌取材に、「当社には糖尿病領域での情報提供の実績があり、幅広く迅速に情報提供できるなどの理由で今回の契約締結に至った」と話した。