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ヤンセンファーマのCAR-T細胞製品など承認へ 薬食審・再生医療等製品部会で了承

ヤンセンファーマのCAR-T細胞製品など承認へ 薬食審・再生医療等製品部会で了承 厚生労働省の薬食審再生医療等製品・生物由来技術部会は8月3日、ヤンセンファーマの再発又は難治性の多発性骨髄腫に用いるCAR-T細胞製品・カービクティ点滴静注など2製品を審議し、承認することを了承した。もう1製品は、ノバルティスファーマのCAR-T細胞製品・キムリア点滴静注に「再発又は難治性の濾胞性リンパ腫」の適応追加となる。正式承認は1~2カ月後となる見通し。

カービクティ(一般名:シルタカブタゲン オートルユーセル)はB細胞成熟抗原(BCMA)を標的としたCAR-T細胞製品で、BCMA標的の同製品はアベクマ点滴静注に続く2剤目。CAR-T細胞製品としては5剤目となる。

カービクティは承認条件として、全例調査を行うことのほか、施設要件及び医師要件を満たすことに加え、「サイトカイン放出症候群の管理等の適切な対応がなされる体制下で本品を使用すること」がついた。国際共同第1b/2相試験で、重大な副作用のひとつにサイトカイン放出症候群(94.3%)が認められている。
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