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両社は2020年5月から製薬企業向け医薬品マーケティングサービスの共同開発を開始。メドピアのチャット型リモートコミュニケーションツール「MedPeer Talk」をEPフォースのMRが活用することで、メドピア医師会員の中から効率的に期待症例保有医師(=ターゲット医師)の発掘を可能とするなど、CSO事業の分野で連携して成果を挙げてきた。
EPSホールディングスは今回の株式譲渡について、「これまでの協業において成果を有するメドピアに、EPフォースを譲渡することが、EPフォースの持つリソースを最大化するための最適な方法と判断した」としている。
メドピアは今回の買収にあたり、金融機関から42億円を借り入れる予定。買収完了後のメドピアグループのコントラクトMRは、例えば医師会員の専門医資格、専門分野、地域、年代などで分析された臨床現場ならではの課題や知見を認識した上で、より効果的・効率的な情報活動を展開できるようにする考え。
メドピアは「MedPeer」を運営するほか、ウェブサイトやアプリケーション、ソーシャルネットワークなどデジタルツールを活用するノウハウを多数持つ。22年9月期の連結業績予想は売上84億円、営業利益10億円。今回の買収額は同社にとって過去最大となる。
EPフォースは、02年にアプシェとして設立されて以来20年以上にわたりCSO事業を主とし、付加価値の高いサービスを提供してきた。直近では専門領域に独自のネットワークを持ち、例えばオンコロジー専門MRの育成や病院研修などスペシャリティ領域で様々なサービスを展開している。21年9月期の売上は33億7800万円、営業利益3億7600万円。