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IQVIA 22年第2四半期の医療用医薬品市場 前年比1.3%増 5四半期連続で国内プラス成長を達成

IQVIA 22年第2四半期の医療用医薬品市場 前年比1.3%増 5四半期連続で国内プラス成長を達成 IQVIAは8月17日、2022年第2四半期(4月~6月)の医療用医薬品市場統計(薬価ベース)を公表し、前年比1.3%増となったと報告した。21年第2四半期以降、5四半期連続で前年比プラス成長となる。施設区分別にみても、病院は1.1%、開業医1.6%、薬局その他1.3%とそれぞれ伸長しており、特に、開業医の伸びが病院・薬局その他の増加率を上回ったのは5年ぶり。製品別ではオプジーボがキイトルーダを押さえて売上トップを維持。糖尿病治療剤では前年比70.4%増と大幅伸長したSGLT2阻害剤フォシーガが薬効内トップに躍り出た。

22年第2四半期の国内医療用医薬品市場は、4月に薬価通常改定(薬剤費ベース6.69%引き下げ)があったものの、薬価ベースでは前年比1.3%増、金額ベースで343億円上回った。当期は伸び率こそ低めであったものの、5四半期連続してプラス成長を持続している。ちなみに、薬価改定のあった18年第2四半期の伸び率は△1.3%、同じく20年は2.5%減となっている。市場別にみると開業医市場の伸び率が高かった。

◎薬効別トップは抗腫瘍剤 伸び率トップは診断用検査試薬で27.5%増

薬効別にみると、金額ベースでは、1位は抗腫瘍剤で4424億3900万円(前年比5.8%)、2位は糖尿病治療薬の1712億2800万円(同5.4%)、3位は免疫抑制剤の1399億8200万円(同7.1%)、4位は抗血栓症薬の1109億8000万円(同0.1%)と続く。5位の診断用検査試薬が前年比27.5%で、順位も9位から5位にランクアップした。新型コロナの感染拡大に伴う検査体制の強化が影響している。逆に前年比マイナスとなったのは、8位のレニンーアンジオテンシン系作用薬で前年比△7.1%、次いで6位の眼科用剤の△3.9%、7位の制酸剤、鼓張及び潰瘍治療剤の△3.6%となった。このほか、昨年7位のその他の中枢神経系用剤がランクアウトし、その他の治療を目的とする薬剤が新たに10位でランクインした。

◎製品トップ10 1位オプジーボ 2位キイトルーダ

売上上位製品をみると、1位はオプジーボの373億4300万円(前年比21.8%)、2位はキイトルーダで320億4100万円(同1.6%)、3位はリクシアナで298億2300万円(同15.8%)、4位はタグリツソで285億3500万円(同8.9%)、5位はタケキャブで274億600万円(同△0.2%)となった。

上位10製品の増加率をみると、1位のオプジーボが最大で、リクシアナ、6位のサムスカ(11.5%)と続く。これら3製品が二桁増。一方で減少率は10位のアバスチン(△12.2%)が最大で、次いでタケキャブとなった。上位10へのランクイン製品は、9位のアイリーアで225億2000万円(同6.4%)。逆に、ランクアウトはイグザレルトだった。

◎糖尿病治療剤の薬効内トップにSGLT2阻害薬フォシーガ

糖尿病治療剤は、薬効内トップが交代した。2011年第3四半期から薬効内トップだったDPP-4阻害薬ジャヌビアに代って、SGLT2阻害薬フォシーガが1位を奪取した。フォシーガの伸び率は前年比70.4%増。このほかにもジャディアンスは前年比30.3%増、DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤のトラディアンスハイゴウが前年比30.4%増と大きく伸長している。逆にDPP-4阻害薬のトラゼンタ、グラクティブは前年を下回った。
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