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中外製薬 ノイルイミューンの「PRIME技術」をライセンス契約 固形がんのCAR-T細胞療法に挑戦

中外製薬 ノイルイミューンの「PRIME技術」をライセンス契約 固形がんのCAR-T細胞療法に挑戦 中外製薬は8月22日、ノイルイミューン・バイオテックが持つCAR-T細胞等の遺伝子改変免疫細胞の機能を高める「PRIM技術」についてライセンス契約を締結したと発表した。当該技術を用いて創製したPRIME CAR-T細胞製品を開発・製造・販売する権利を中外製薬に許諾するというもの。中外製薬は契約一時金および技術移転費用をノイルイミューン側に支払う。開発の進捗および製品の発売に成功した場合は、売上高に応じ最大で総額200億円超を同社に支払う可能性がある。このほか製品の売上高に応じたロイヤルティを支払う。

◎ノイルイミューン独占的権利を有する「PRIME技術」

ノイルイミューンは大学発スタートアップとして2015年4月に設立された。同社が独占的権利を有する「PRIME技術」とは、CAR-T細胞等の遺伝子改変免疫細胞の機能を高めることに加え、宿主自身の免疫細胞を活性化する技術。遺伝子改変によって、サイトカインであるIL-7およびケモカインであるCCL19をCAR-T細胞に産生させることで、CAR-T細胞自体の機能を高める。加えて、がん患者自身の免疫細胞を活性化させ、集積を促進する基盤技術で、がんに対する治療効果を発揮することが非臨床試験で確認されている。このため、血液がんだけでなく固形がんにもCAR-T細胞を用いた治療の可能性をひらく技術として期待されている。

◎中外製薬・奥田社長CEO「革新的なモダリティの開発に挑戦」

中外製薬は20年6月にノイルイミューンとPRIME技術の評価に関する契約を締結していた。同社の奥田修社長CEOは、「ノイルイミューンのPRIME技術と中外製薬の科学力・技術力を合わせることで、革新的なモダリティを開発し固形がんに対して適用できるよう挑戦したい」と強調した。

◎ノイルイミューン・玉田社長「がんを克服できる社会の創生に期待」

ノイルイミューンの玉田耕治社長(サイエンティフィックファウンダー)は、「今回の提携が、固形がんにも安全で有効ながん免疫療法の開発を加速させ、がんで苦しむ世界中の患者に1日も早く新たな治療選択肢を届け、がんを克服できる社会の創生につながることを期待する」と語った。
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